公開日: 28.10.2026 • 読了時間 ~1 分
ヘッドスピードの平均は?ハンディ別の目安と正しい測り方
TrackManのデータで見る男女・ハンディ別のドライバーのヘッドスピード平均、ツアーの数値、飛距離との関係、そしてスマホでの測り方まで。
2026年10月更新:iPhone版DeepSwing 3.3、Android版DeepSwing 1.4に対応しています。
男性アマチュアのドライバーのヘッドスピードは、平均で約42m/s(94mph)です。これはTrackManが2024年9月に公開した記事「What is Club Speed?」に載っている、ハンディキャップ14.5の「平均的なゴルファー」の数値です。スクラッチ(ハンディ0)のゴルファーは約49m/s、PGAツアーの選手は約51m/sです。
女性は同じデータで、ハンディ15の約35m/sからスクラッチの約40m/sまで。LPGAツアーの平均は約43m/sです。
この記事では、ハンディ別の一覧表、数m/sの差が飛距離にどう効くか、そして弾道測定器からポケットのスマホまで、自分のヘッドスピードを測る3つの方法を紹介します。
ハンディ別・ドライバーのヘッドスピード平均
ゴルフで言うスイングスピードは、ほとんどの場合ヘッドスピードのことです。TrackManはこれを、ボールに当たる直前のクラブヘッド中心の速さと定義しています。下の表はTrackManがドライバーについて公開しているコンバインの平均値です。元の単位はmphで、m/sの列は私たちが換算したものです(1mphは0.447m/s)。
男性 | ヘッドスピード(m/s) | mph |
スクラッチ以上 | 49.2 | 110 |
ハンディ5 | 45.2 | 101 |
ハンディ10 | 42.5 | 95 |
平均的なゴルファー(14.5) | 42.0 | 94 |
ボギーゴルファー | 41.1 | 92 |
PGAツアー平均 | 51.4 | 115 |
女性 | ヘッドスピード(m/s) | mph |
スクラッチ以上 | 40.2 | 90 |
ハンディ5 | 38.9 | 87 |
ハンディ10 | 37.1 | 83 |
ハンディ15 | 35.3 | 79 |
LPGAツアー平均 | 42.9 | 96 |
目を引くことが2つあります。ハンディ10とボギーゴルファーの差は約1.4m/sしかありません。つまりハンディの差はスピードだけでは説明できず、この層ではミート率と方向性のほうがずっと大きく効いています。そしてスクラッチのアマチュアとツアー平均の差も、約2m/sにすぎません。
アイアンについては、TrackManはツアーの数値だけを公開しています。6番アイアンの平均はPGAツアーで約42m/s(94mph)、LPGAツアーで約36m/s(80mph)です。TrackManは練習用ゲームの中で、平均的な男性ゴルファーの6番アイアンを約36m/s(80mph)、ピッチングウェッジを約32m/s(72mph)と想定しています。
ヘッドスピードと飛距離の関係
ヘッドスピードは飛距離の上限を決めます。同じTrackManの記事によると、ドライバーではヘッドスピードが1mph(約0.45m/s)上がるごとに、飛距離が最大で約3ヤード伸びます。大事なのは「最大で」の部分です。そのスピードがどれだけボールに伝わるかは、ミートで決まります。
それを表すのがミート率(スマッシュファクター)で、ボールスピードをヘッドスピードで割った値です。TrackManはスマッシュファクターの記事で、ドライバーなら1.50近くを目指したいと書いていて、PGAツアーとLPGAツアーの平均はどちらも1.49です。ピッチングウェッジでは構造上低くなり、1.25前後です。
例えば、ヘッドスピード42m/sのゴルファーが2人いるとします。芯の近くでミート率1.45なら、ボールスピードは約61m/s。トウ寄りに当たってミート率1.35なら約57m/sです。同じヘッドスピードでもボールスピードは約4m/s違い、その差はそのまま飛距離に出ます。スピードを上げようとする前に、今のスピードをどれだけボールに伝えられているかを確かめましょう。
ヘッドスピードの測り方
弾道測定器で測る
レーダー式やカメラ式の弾道測定器は、ヘッドスピードを直接測ります。多くはボールスピードとミート率も表示します。フィッティングやレッスンで使えるなら、いちばん正確な方法です。
打席にトラッキングシステムがある練習場は少し事情が違います。Toptracer Rangeのページによると、Toptracerが表示するのはボールスピード、打ち出し角、飛距離で、ヘッドスピードではありません。それでも目安は出せます。芯で打てたドライバーのボールスピードを約1.45で割ってください。ボールスピード63m/sなら、ヘッドスピードはおよそ43m/sです。ただし、自分のミート率こそわからない部分なので、あくまで目安です。
小型のスピード測定器で測る
ボールの近くの地面に置く小型のレーダー式測定器は、1スイングごとにヘッドスピードやボールスピードを表示します。手軽で安価ですが、わかるのは数字だけです。なぜあるスイングが速く、次のスイングが遅かったのかまでは教えてくれません。
スマホで測る
DeepSwingは、スイング動画からインパクト時のヘッドスピードとボールスピードを測ります。レーダーもセンサーも要りません。必要なのは正面(ボールの反対側から胸を写す向き)から撮った、毎秒100コマ以上の動画です。クラブごとにスピードの履歴も残ります。
iPhoneではすべての撮影モードが120fpsか240fpsで録画するので、正面から撮っていれば「録画」、1スイング、マルチスイング、ライブコーチのどれでもスピードが出ます。Androidで120fpsか240fpsになるのは、背面カメラの「録画」だけです。そこで「速度」ボタンを使ってください。クラブを選んで「速度」をタップし、ボールの前へ。静止すると録画が始まり、フィニッシュのあとで止まり、動画も自動でトリミングされます。Androidの一部の機種(主にSamsungのファームウェアが原因)は、アプリに高速撮影を提供していません。その場合はDeepSwingが知らせます。詳しくはヘッドスピード計測アプリのページをご覧ください。
ヘッドスピードとボールスピードはDeepSwingの詳しい解析結果の一部で、DeepSwing Proで見られます。年間プランは新規登録なら7日間の無料トライアルから始まります。DeepSwingはApp StoreとGoogle Playから入手できます。
信頼できる数字を出すコツ
1回のスイングでは、ほとんど何もわかりません。しっかりウォームアップしてから全力で5球打ち、いちばん良い1球ではなく、5球の真ん中の値を見ます。測り直すときは条件をそろえましょう。同じクラブ、同じウォームアップ、同じ測定方法、できれば同じ時間帯です。
スピードを測るために撮影するなら、小さな三脚に乗せたスマホを2〜3mほど離して腰の高さに水平に置き、全身とクラブが画面に収まるようにします。インパクトがはっきり写っていることが条件です。ブレや暗さ、クラブが画面から出ることで測れない場合があるので、明るい場所で、低い太陽に向けずに撮ってください。
測定方法が違えば測り方も違います。友達の測定器の数字と比べるより、同じ方法で測った自分の過去の数字と比べましょう。DeepSwingはクラブごとにスピードの履歴を残すので、先月のドライバーの数字もすぐに見返せます。ダウンロードはiPhoneでもAndroidでも無料です。
速く振るのは、当たってこそ
スピードのトレーニングは効果がありますが、それはまた別のテーマです。練習場でのルールをひとつ。ヘッドスピードが上がってもボールスピードがついてこないなら、強く振る前にミートを直してください。正面からの動画なら同じスイングの両方の数字が見え、後方からの動画では、そのスピードと一緒にアウトサイドイン(カット軌道)のような、球を曲げる動きが入っていないかを確かめられます。
アドレス、ミート、軌道についてはドライバースイングの記事、ミスの種類別の練習はゴルフスイングのドリルの記事にまとめています。
よくある質問
平均的なゴルファーにとって、良いヘッドスピードはどのくらいですか?
TrackManのコンバイン平均では、男性のドライバーで約42m/s、ハンディ10〜15の女性で約35〜37m/sです。ただ、本当に良いヘッドスピードとは、芯で打てる範囲のスピードのことです。
7番アイアンのヘッドスピードの平均は?
TrackManはアマチュアの7番アイアンの平均を公開していません。PGAツアーの6番アイアンが約42m/s、練習用ゲームでの平均的な男性の6番アイアンが約36m/sなので、平均的な7番アイアンはそれより少し下になります。
スマホでヘッドスピードは測れますか?
動画から測るアプリで、スマホが十分に速く撮影できれば測れます。DeepSwingには正面からの毎秒100コマ以上の動画が必要です。iPhoneはすべてのモードが120fpsか240fps、Androidは背面カメラの「録画」と「速度」ボタンを使います。
mphをm/sに換算するには?
0.447を掛けます。100mphは約44.7m/s、40m/sは約89.5mphです。