2026年10月更新:iPhone版DeepSwing 3.3.2、Android版DeepSwing 1.4.1、Swing Coach 2.4.0に対応。
Swing CoachもDeepSwingも、三脚に立てたスマホをすべてのスイングを見てくれるゴルフコーチに変えるアプリです。違いが出るのはスイングの後です。Swing Coachは声でひとこと教えてくれて、すぐ次の球へ。DeepSwingも声で教えてくれますが、そのあとにスイング全体の分析、いちばん大きな課題を直すドリル、ヘッドスピード、そしてラウンドの記録まで見せてくれます。
結論から言うと、iPhoneを使っていて、声のアドバイスだけで十分で、年額119.99ドルを払ってもいいなら、Swing Coachはとても良い練習相手です。Androidを使っている、日本語で分析を読みたい、なぜ球が右に行ったのかを目で確かめたい、あるいは費用を半分にしたいなら、DeepSwingのほうが合っています。
以下の価格や情報は、2026年10月23日時点のApp Store、Google Play、Swing Coach公式サイトの内容です。価格は国によって異なります。
Swing CoachとDeepSwingの比較表
| Swing Coach 2.4.0 | DeepSwing 3.3.2(iPhone)/1.4.1(Android) | |
|---|---|---|
| 対応端末 | iPhoneのみ(iOS 18以降)。iPadではiPhone用アプリとして動作 | iPhone、iPad、Appleシリコン搭載Mac、Apple Watch、Android 10以降 |
| アプリの言語 | 英語のみ | 日本語を含む18言語 |
| スイングごとのフィードバック | 選んだテーマについて音声で | ライブコーチの音声に加え、スイングスコア、チェック項目、最も重要な修正 |
| 計測内容 | アドレス、後方と正面からのポジション、最下点(2.4.0で追加) | iPhoneで27項目のチェック、6つの局面、クラブヘッドの軌道、テンポ |
| ヘッドスピードとボール初速 | 記載なし | あり。正面からのスロー動画で計測 |
| ゴルフラウンド | 記載なし | 9ホールまたは18ホール、ホールごとのスイングスコア |
| 年額(米国App Store) | 119.99ドル | 59.99ドル(新規登録は7日間無料トライアル) |
| 月額/買い切り | 月14.99ドル/なし | 月9.99ドル/149.99ドルの買い切り |
練習場でのフィードバック:耳元の声だけか、声とスイング全体か
Swing Coachはひとつのアイデアに絞って作られていて、それがよくできています。スイングプレーンや腰の深さなど、取り組みたいテーマを選ぶと、スイングのたびにひとことだけ声で返ってきます。AirPodsでも使えるので、スマホのところまで戻る必要はありません。10月6日の2.4.0では「Hand Raise Only」モードが加わりました。すべてのスイングを記録しつつ、カメラのほうを向いて手を挙げたときだけ話してくれる機能です。素振りを無視して、ボールを打ったときだけ反応させることもできます(いずれもSwing CoachのApp Storeページより)。開発元によれば、フィードバックにネット接続は不要とのことです。
DeepSwingのライブコーチも練習場では同じ感覚で使えます。スマホを三脚に置けばスイングを自動で検出し、次の球を打つ前に大事なポイントを声で伝えてくれます。Apple Watchがあれば手首から開始、一時停止、停止ができ、アドバイスが来るとウォッチが軽く知らせてくれます。違いが出るのは、ひとことのアドバイス以上を知りたくなったときです。ライブコーチのスイングは修正ポイント付きのリプレイで見返せて、保存したスイングにはすべて詳しい分析が付きます。
iPhone版3.3.2の新機能がSwingplane Trainingです。スマホを後方(ダウンザライン)に置いて打つと、すぐにスローのリプレイでクラブヘッドの軌道が描かれます。バックスイングは青、ダウンスイングは黄色。ドライバー、ウッド、アイアン、ウェッジから選ぶと、そのクラブに合った理想のプレーンがリプレイに表示されるので、プレーンより上か下かがひと目でわかります。コーチや仲間と練習するなら、新しいiPadミラーでiPhoneが撮影している映像とリプレイをiPadの大きな画面に映せます。
何を計測するのか
Swing Coachは公式サイトでフィードバックの項目を公開しています。アドレスでは姿勢、アライメント、股関節の前傾と腰の深さ、ひざの曲げ、手の位置、スタンス幅。後方からはスイングプレーン、背骨の安定、頭、腰の深さ、フライングエルボー、右ひざ(右打ちの場合)。正面からはシャフトの傾き、リリース、背骨の傾き、頭、左サイド。2.4.0からは正面で最下点も測れるようになり、ボールが映っていればシャフトの傾きとスイングプレーンの目標をボール基準で判定します。しっかりした項目で、ボールを基準にする考え方はよくできています。
DeepSwingはスイングを6つの局面(アドレス、バックスイング、トップ、ダウンスイング、インパクト、フィニッシュ)に分け、撮影方向も自動で判断し、現在のiPhone版では27項目をチェックします。スイングプレーン、アウトサイドイン、シャフトの傾き、キャスティングは、体だけでなく検出したクラブヘッドの軌道から計測します。結果はスイングスコアと内訳で表示され、どこで点を取ってどこで落としたかがわかり、いちばん上に最も重要な修正が出ます。
私たちがいちばん気に入っているのは、数字が具体的なことです。トップでの左腕とスイングプレーンのずれは5度以内。フライングエルボーは右の上腕と背骨の角度が65度以内。アドレスからトップまでと、トップからインパクトまでの時間の比率は2:1から4:1で、3:1前後が一般的です。TPIのアーリーエクステンションやチキンウィングの記事を読んだことがあれば、DeepSwingで自分のスイングが標準の範囲からどれだけ離れているかがわかります。さらに、そのミスが生みやすい球筋(スライス、フック、プッシュ、プル、ダフリ、トップ)と結びつけて教えてくれます。
3.3.2でDeepSwingの分析はここが変わりました
- バックスイングとダウンスイングの区切りは、手首が腰のラインを通過する位置に正確に置かれ、すべてのチェックが遅れなく計測されます。
- 細い緑の帯で、クラブヘッドがプレーンからどこまで上下にずれてよいかを、行きと帰りの両方で表示します。
- 後方からの撮影では、トップでの手の正しい位置を青い枠で示します。
- クラブヘッドの軌跡が、背景の時計やライト、ケーブルに飛ばなくなりました。
- 手首のフリップはシャフトの傾きのチェックで不合格になり、テンポは実際のテークバックから数えます。
自分の練習に合いそうなら、まずはボール1かごで試してみてください。iPhoneまたはAndroidでDeepSwingを入れて、「1スイングを撮影」で7番アイアンを正面から5回撮り、最も重要な修正を開いてみましょう。年額プランは7日間の無料トライアルから始まります。
Android:いちばん大きな違い
ここは単純です。Swing CoachにはAndroid版がありません。開発元はAndroid向けのページで、普及しているAndroid端末ではハードウェアの制約にぶつかったため、Android版の開発を「一時的に停止した」と書いています。ウェイトリストに登録はできます。iPhoneについては、iPhone 14 Pro以降を推奨しています。
DeepSwingはAndroid 10以降で動き、iPhoneと同じ分析、ライブコーチ、ゴルフラウンド、練習プランが使えます。スピードの計測には高いフレームレートが必要なため、Androidでは「撮影」モードの背面カメラで120または240fps(明るい場所では240)を使います。一緒に回る仲間にAndroidの人がいれば、ふたりで使ってスイングを比べられるのはDeepSwingのほうです。
スピード、ラウンド、スイング以外の機能
DeepSwingは正面からのスロー動画で、インパクトのヘッドスピードとボール初速をレーダーなしで計測し、クラブごとにスピードの履歴を残します。Swing CoachのApp Storeページにも公式サイトにも、スピード計測の記載はありません。
コースでも同じです。DeepSwingでは9ホールか18ホールのラウンドを始め、GPSでコースを探し、素振りを何回飛ばすか(最大5回)を決めます。次のスイングが本番のショットとして保存され、裏で分析されてホールに割り当てられるので、ホールごととラウンド全体のスイングスコアが見られます。iPhoneではラウンドがロック画面とDynamic Islandに表示され、Apple Watchから次のホールに進めます。Swing Coachも「コースで使える」とは書いていますが、ラウンド機能の記載はありません。
ほかにもDeepSwingには、3つの質問から作る週間練習プラン、チェック項目ごとの手順付きドリル動画、よくある痛みに向けたゴルフフィットネス、2つのスイングを並べて比べる機能、コーチに送れる線や角度入りのスロー動画の書き出しがあります。逆にSwing Coachには、DeepSwingにないものがあります。Danny MaudeやChris Ryanといった有名なYouTubeコーチのレッスン動画が、見つかった課題に合わせて出てくることです。英語のレッスン動画を普段から見ている人には大きなプラスです。
料金:1年でいくらかかるか
| 米国App Store、2026年10月23日時点 | Swing Coach | DeepSwing Pro |
|---|---|---|
| 月額 | 14.99ドル | 9.99ドル |
| 年額 | 119.99ドル | 59.99ドル(新規登録は7日間無料) |
| 買い切り | なし | 149.99ドル |
| 年額プランで3年間 | 359.97ドル | 179.97ドル |
DeepSwingは年額で半分、買い切り価格はSwing Coachのおよそ15か月分です。一度払えばスイング分析はずっと使えて、更新を気にする必要もありません。日本のApp Storeでの価格は円で表示され、ストアに出ている金額が正式な価格です。どちらもAppleで課金され、AndroidのDeepSwingはGoogle Playで課金されます。解約はいつでもAppleまたはGoogle Playのサブスクリプション設定から行えます。
プライバシー
どちらのアプリもスイングの分析はスマホの中で行います。DeepSwingでは分析のためにスイング動画がアップロードされることはなく、動画がスマホから出るのは、コミュニティに投稿したときか、自分で共有や書き出しをしたときだけです。Swing Coachも録画は端末に保存しますが、プライバシーポリシーによると、スイングの数値データと主なスイングポジションは、Sync Swingsのオンオフにかかわらず、スイングを記録するたびにGoogle Cloudに保存されます。さらに米国の対象ユーザーでは「Help Improve Swing Coach」というアップロード設定が最初からオンになっている場合があります。気になる人は設定を確認しておくとよいでしょう。
Swing Coachのほうが向いている人
誰にでも乗り換えをすすめるつもりはありません。Swing Coachは満足しているユーザーが多いアプリで、2026年10月23日時点で米国App Storeの評価は3,400件で星4.9です。画面は落ち着いていて音声が中心、「Hand Raise Only」はしゃべりすぎるスマホへのうまい解決策です。iPhoneで練習していて、1球ごとにひとことだけ欲しくて、英語に抵抗がなく、アプリ内のYouTubeコーチが好きなら、良い選択です。
DeepSwingがはっきり上回るところ
次のどれかに当てはまるなら、DeepSwingを選ぶべきです。自分や仲間がAndroidを使っている。アプリを日本語で使いたい。スイングを耳で聞くだけでなく、局面、27項目のチェック、クラブヘッドの軌道、スイングスコアで目で見たい。レーダーなしでヘッドスピードとボール初速を知りたい、実際のラウンドでスイングを追いたい、Apple Watchで練習を操作したい。あるいは年119.99ドルではなく59.99ドル、もしくは一度きりの支払いにしたい。
次の練習場で試してみてください。iPhone版DeepSwing、Android版DeepSwing。ライブコーチを始めて10球打ち、いちばん良かった1球のリプレイを見てみましょう。
DeepSwing 3.4の新機能:ローンチモニター
DeepSwing 3.4で、カメラを使ったローンチモニターが加わりました。ボールの横に三脚でiPhoneを置き、室内でも練習場でも実際にボールを打ちます。1球ごとにボール初速、打ち出し角、方向、キャリー、トータル距離が表示され、カメラにクラブが映っていればクラブスピードも出ます。打球は3Dのドライビングレンジや18ホールのコースを飛び、iPad、Mac、テレビ、プロジェクターに映したり、GSProにつないだりもできます。
毎週5球まで無料で、専用のプランがあります。スイング分析はDeepSwing Proのままで、両方をまとめたCompleteプランもあります。2026年10月31日からiPhone向けにApp Storeで配信中で、Android版はアップデートで追加されます。DeepSwingのローンチモニターはこちら。Swing CoachのApp Storeページにはローンチモニターの記載はありません。
ほかのアプリも比べたい人は、9つのアプリを取り上げた2026年版ベストなゴルフスイング解析アプリや、もうひとつの人気AIアプリと比べたGolfFixとDeepSwingの比較もどうぞ。アプリより人に教わりたい場合は、米国PGAのコーチ検索のような窓口もあります。DeepSwingはレッスンの合間の練習にもよく合います。
よくある質問
Swing CoachのAndroid版はありますか?
ありません。2026年10月時点でSwing CoachはiPhone専用で、開発元はAndroid版の開発を停止しています。Androidでいちばん近い選択肢はDeepSwingで、Android 10以降で音声のライブコーチ、詳しいスイング分析、ゴルフラウンドが使えます。
Swing Coachは無料ですか?
ダウンロードして無料で試すことはできます。続けて使う場合、米国App Storeでは月14.99ドルか年119.99ドルです(2026年10月23日時点)。買い切りはありません。
Swing CoachとDeepSwing、安いのはどちら?
DeepSwingです。米国App Storeでは年額59.99ドル(新規登録は7日間無料トライアル)、月額9.99ドル、さらに149.99ドルの買い切りもあります。Swing Coachは年119.99ドルか月14.99ドルです。価格は国によって異なります。
DeepSwingにもSwing Coachのような音声フィードバックはありますか?
あります。ライブコーチはスイングを自動で検出し、次の球の前に大事なポイントを声で伝えます。Apple Watchから始めた場合も同じです。加えて、修正ポイント付きのリプレイと、残したスイングすべての詳しい分析が見られます。
センサーやローンチモニターは必要ですか?
いりません。どちらのアプリもスマホのカメラだけで動きます。DeepSwingは正面からのスロー動画でヘッドスピードとボール初速まで計測し、ローンチモニター機能ではiPhoneそのものが計測器になります。